あ、幸せ

”あ、幸せ”

生活の中に自分がある。
逆に、自分があって生活が回っている。

”ふぅ”とため息をついたとき自分の生活を見渡してみた。
あぁ、これが今の自分全てなんだ、と。

不甲斐ない日や、苛(さいな)まれる日、もどかしい日。
楽しい日、嬉しい日、ドキドキする日。色々。
私は背筋がピンと伸びたような気がする一日が格別に好き。

バレエで言うなら、ピンとつま先立ちした感じ。
ピアノで言うなら、こむつかしい小節がスパッと決まった感じ。
料理で言うなら、こやつ!やるな!と言う味がはまった感じ。
とにかく、背筋に緊張感が走った日が小気味よく好き。

逆に、だら〜りとふてぶてしい感覚に囚われた日はダメダメ、だ。

家を持ってから、てっちゃんの会社が近くなった。
徒歩約15分。
朝、調子のいいときはラブを連れて一緒に途中まで見送る。
そして、会社が終わりてっちゃんから連絡をもらい、自転車で迎えに行く。
これが、今、格別好きな時間だ。。
気構え次第では、一生新婚みたいな気分でいれそうだ。

会社の帰り道、お互いの1日の話をする。
家に到着=リセット。
今、私が大好きな時間の一つ。

家族の調和と、自分に主体性を持つ。
今の私のテーマ。

生活を不甲斐なく感じると、自分が不甲斐なくなってしまう。
ある日、自分のしたい事リストを私は作った。
私は、バイオリンを習いたかった。
これは結婚する前から思い、結婚してからも思っていた。
そーっと、パートナーのてっちゃんにお願いしたら快諾してくれた。
これにはビックリした。
しかしてっちゃんが言うには、ボソボソと事あるごとに言っていたらしい。
習える条件がそろったので(費用・教室探し)習うことにした。
30の手習いである。(笑)

節約の観点からすると、ちと顔をしかめる点でもあるけれど
生活に色がついたような気がする。
うわ〜楽しい♪
生が色づいてくる。
バイオリンの基礎練習で同じ事を繰り返していると
むむむ…と思いつつ、いい音と出会うと、途端にふわっと嬉しくなる。
子供に返った気がする。

教室まで、自転車で片道20分の道のり。
行き来で汗だくになり、自転車がパンクしたりする時もあった。
優雅とは思えない現実なのだけれど、バイオリンを手にすると
ふわりと優雅なひと時を感じる。
私の潤いの源だ。
練習して上手にできたら、てっちゃんに聞いてもらう。
だんだん眠そうな顔をするのだけれどね(笑)
”あ、幸せ。”
現在進行形で思えるのがいい。

家計費を袋わけして、毎日家計簿をつけ
風呂水をえんやこらと洗濯機に運び、ちょろちょろ水で洗い物。
水光熱費の請求額に目を光らせ、底値or納得値を狙って買い物。
フリージングをこまめにし、野菜のストックも腐らせないように目を光らせ。
でも”あ、幸せ”の瞬間があるから、いい。
”あ、幸せ”の基礎が、私なりの倹約生活が地盤。

取り立てて大物になりたいとか、有名人になりたいとか
何か大きなことをしたいとは思わない。
でも、自分に嘘をついた生活はしたくないと思う。
たくさん大切な人に迷惑をかけてしまっている私だけれど
大切な人を、できるだけ裏切りたくないと思う。
ちょっと陳腐な言い回しになるけれど、彼等、彼女らに感謝している。
だから、今、私が元気にココに居れるのだと思っている。

”あ、幸せ”の裏にはたくさんの愛情と支えがある。
幸せを感じれない時は、それが空回りしている。
私は過去にそうだった。悲しい事実。

”あ、幸せ”の小箱を、金平糖のとげみたいに
小さくかわいく見つけれるといいな。