結婚指輪
 


私たちは、結婚4年目を迎えた時まで、結婚指輪を買っていませんでした。
シンプルな指輪を買い、それを結婚指輪と婚約指輪を兼用する形をとっていました。

結婚指輪を買う経過に至っては・・

順調な夫婦生活を送っていると思っていた、ふくちゃん&てっちゃんでしたが
お互いをいたわる心使いからの、すれ違いが出ていました。
てっちゃんは、会社の仕事がだんだんと忙しくなり、口数が減りました。
私は、しんどそうなてっちゃんにあれこれと聞くのはよくないと思い、聞くのを我慢していました。
疲れた時に、家事を少し手伝って欲しいと思い頼んだら
『しんどい・・・』と返事が返ってくるので、手伝って欲しいと頼むのを止めました。

節約をはじめ、疲れててもアイロンをあてたり、きちんと掃除したりと…
あたりまえのことですが、私は疲れてきました。
独身の頃の私は、母に頼りっきりで家事をほとんど母に任せ
何の家事も満足にできなかった恥ずかしい経歴を持つ私です。
結婚生活が進むにつれて家事は慣れてもきましたが
今思うと…その反面、心が乾いていたような気がします。

心の中で・・

・自活したい。
・自分のこずかいが欲しい。
・生きがいが欲しい。

そんな声が出てきました。
満足な生活でしたが、不満足な要素が出てきた感じ。
節約生活から、こずかいも抑えていたので、おしゃれも控えめな感じです。
独身の時は、ファッション誌を見ながらのんびりしたりするのが好きでしたが
だんだんと、家庭生活の実践的な本(主婦本・家事本)を厳選して買って行ったので
うるおいが少なくなっていたような気がします。
そんな不満な気持ちを持ちはじめた時
自宅でする『子供向けパソコン教室』の勧誘の電話がきました。

ちょっとだけでも、自由に使えるお金が欲しかった。
パソコン教室の勧誘の電話はあまり間隔をおかず、毎日ように3時間くらいの電話がかかってきました。
そんなに程度は悪くないけれど、洗脳に近い感じかな・・。
掃除をちまちましながら、電話で話していました。

最初はパソコン教室の依頼を断っていましたが、話を聞いているうちにわくわくしてきました。
私の母はもう他界しており、新しい土地で結婚して暮らしていた私には
友達が少なく、てっちゃんとの微妙なすれ違いでさみしい気持ちになっていた時だったので
そんな勧誘の電話でさえ、だんだんと嬉しくなってしまいました。
パートをしようかと思いましたが、私には腰に持病があり、ひざも弱いので
長時間の立ち仕事や、肉体を使う仕事はできません。
家事と仕事の両立に自信が持てなかったので、専業主婦をしていました。
だから、自宅でできる仕事に飛びついてしまいました。

夫婦で、パソコン教室の会社に話しを聞きにいって、契約寸前までいきましたが
様々な抵抗要因があり、契約に至りませんでした。
いきなり台風がきたり、心配してくれた友達や先輩の助言が心にひっかかって契約が不履行になりました。
腰をすえてじっくり考えてみると、なかなか儲けるところまでいくのはかなりむずかしいのを知り愕然としました。
失敗したら、500万円くらいポンとなくなりそうな気配。・・・。
背筋が凍りました。そして、私は深く落ち込んでしまいました。

てっちゃんも、注意が足りなかったと反省しました。
しかし、元気になろうとすればするほど、私は落ち込みが激しくなってしまい
自分でもほとほと困ってしまい、心療内科を受診することにしました。
1人では心細いので、てっちゃんに付き添ってもらい受診をすることにしました。
しかし、思っているよりかなりあっさりしたもので、薬がちびっと出たくらい。(笑)
3日も飲むと、落ち込みはほとんどなくなりました。
心療内科を受診するにあたり、てっちゃんと色々と話しているうちに元気にもなった感じです。
てっちゃんは、有休をとって献身的に看護をしてくれ
私は1人じゃないんだと心から安心しました。
家事の大変さをてっちゃんは身にしみてわかってくれたのも嬉しかったです。
てっちゃんも、会社の事を、ぽつりぽつりと話してくれて、理解が足りなかった自分も反省しました。

パソコン教室で、使ったかもしれない契約金のお金で結婚指輪を買う事にしました。
ちょっと、思い切った額にしました。
シンプルな物にしようかと思ったけれど、60歳、70歳になってもできそうな感じの物を選びました。
店員さんと、てっちゃんと色々と相談して選びました。

店員さんは
『きれいな物を見ていると元気になるんですよ。特に女性は宝石を身につけるとそうなんですよ(^^)』
また…
『指輪は自分が見えるアクセサリーだから、特に指輪は見ていると元気になりますよ(^^)』
『化粧品のステキな瓶だって、そうなんですよ〜。(^^)』
と、教えてくれました。
私は節約生活をがんばるあまり、潤いの部分を消していったと反省しています。

高価なもの買わせようとする、店員さんの戦略と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
品物をじっくりと選ばせてくれたし、誠実な雰囲気だったので心地よく選べました。
いきなり高価な値段の指輪を勧めるのではなく、安いものから勧めてくれました。
高価な物へ移行して行ったのは、私とてっちゃんの意思からでした。

輝きに魅せられました。

宝石にはあまり興味がない私でしたが、やっぱり女の子でした(笑)
今まで、買うつもりがなかったので興味がなかっただけで
いざ、買ってもらえるとなると、俄然違いました(^^;
てっちゃんが『喜ぶ物を買ってあげることができて嬉しい。』 と言ってくれました。
何より嬉しい一言です。

結婚指輪を指見る度に、喜びと反省をを繰り返し
だんだん、ワインのように熟成された人生をてっちゃんと歩めたらと思います。

皆さんは、結婚指輪を見てどんな気持ちになりますか?(^^)

(2004.7.11)


© 2003 ふくちゃん & てっちゃん All right reseved.